2月6日の日記

トヨタ自動車が今好調ですが、勝者必衰ですからそろそろ下降が始まるという話を聞きました。それにあわせて、経営トップも創始者の子孫に返す案も出ているようです。
アルマゲドンを見ていて思ったのですが、一流メーカーのコンシューマー向けPCの衰退をうまく表していました。ロシア人宇宙飛行士が「アメリカ製もロシア製も宇宙船の中の基盤は台湾製だ」見たいな事を言っていました。今のPC業界もまさにそんな感じですね。OSはマイクロソフト、CPUはAMDかインテル、後は台湾ベトナムインドなどで作られた部品を組み合わせてPCをつくる。どのメーカーがPCを作ってもできる製品は同じ、違うのは買った後のサポートぐらいでしょうか。しかし、安価のPCに押され、全体的にPC価格が下降して、付加価値なんてつけれなくなっています。他の家電にしても同じです。設計をしたのは一流メーカーかもしれませんが、中の部品は全部外国製、特許にひっかからない程度に模倣された低価格の製品に付加価値が奪われていきます。
昔、PCはメーカーごとに別の製品でした。中身も互換性の無いその会社用のものでした。のでPCの値段は高く、消費者にとってはとても不便でした。それがウインドウズの出現でどのPCつかってもOSがウインドウズなら同じだという事になって、価格の安いDOSVにメーカーパソコンは負けたのかな。
さて自動車業界が今までトップを維持できたのは、メーカーごとにほぼ互換性の無い車を売ってきたためではないでしょうか。下手をすれば同じメーカーの車であってもサイドミラーを付け替えたりできません。凄く不便です。しかし今リサイクル法や自動車業界の再編で同じ部品のつかいまわしが増えてきました。
これの発展で、外国の安い労働力を有する国が、シャーシ、エンジン、座席など統一規格を作り、客は組立工場で好きな会社の部品をオーダーして車を一台組み立てるというような形に車の買い方が変わってくるのではないでしょうか。どこか壊れても簡単に部品が入手でき便利です。価格も安くなるでしょう。まあ今車を売っているメーカーは猛反対するでしょうけど、消費者はこの新方式に着いてきてくれるでしょう。これ特許取れませんかね。