最近、公務員死ねとか高齢者死ねとかろくでもないことしか思わなくなった。そんなことを毎日書いていてもしょうがないので読んだ本の感想でも書くことにしようと思う。ネタバレがあるかもしれないので今後読む予定がある人はこれを読むのを避けた方が賢明かもしれない。
今日はこの本を読んだ。現役高校生が賞を取ったとか、全編携帯電話かで書かれたとかいろいろな話題を提供していた本である。読んだ感想としては話題にされたのに比べて内容はいまいちだった。そこらのネットでばら撒かれているSSと同レベルのように感じた。まあ作者が現役高校生なのでジェネレーションギャップがあるのかもしれないが、登場人物が多すぎる。4人以上主要なキャラが出てくると私は収拾つかなくなる。私はそれほど忘れっぽいのだ。ついでに殺人も起きないし、名探偵も出てこなければ美少女助手も出てこない。もっと言えば事件など起きない、これをミステリィとよんでいいのだろうか。
そもそも、この題名からして違うものを想像させられる。私はてっきり淋病は免疫不全より100倍恐ろしいというのを略した、淋病とエイズを対比した話かと思った。小便ついでにチンポから膿が垂れるのはかなり怖いと思う。旧時代は淋病など抗生物質で簡単に治っていたが最近の薬物乱用のあおりを受けて耐性菌がメジャーになりつつあり、淋病を軽視すると怖いらしい。
思いっきり話がずれた。えーと本の内容としては、高校生デビューした主人公がバスケ部の中での地位の確立を画策し奮闘する話だった。まあ紆余曲折あるのだがスケープゴートがやられて主人公の自分が標的にされたときなぜすぐに部活をやめなかったのか。もっと言えば最初にスケープゴートにされた奴もなぜ即効部活をやめなかったのか。両者ともバスケがうまいわけでもなくバスケ部に固執する理由が分からなかった。あるとすれば、小説を書き続けるためにいじめられているのにバスケットを続けているみたいな風に感じられた。どうせ小説ありきのストーリーにするのならもう少しトンデモな展開が良かったと思う。
まあ唯一納得させられたのは、主人公がいじめられるのはすべていじめられる奴が悪いと言っていたとこぐらいだろうか。まさにそうである。よくいじめられっこが何もしていないのにいじめられるといっているがそんなものは、何もしないからいじめられるのであって、給食の時間にでも特別教室にいじめっ子を呼んでカッターナイフで首を切ればもうがっこうでいじめられることはないだろう。ただ今後は社会からのいじめが待っているのだけど。まあ自分の首も切れば・・・
なんだこの展開、最低だな

そういえば、環境が悪くて犯罪に走る人がいる。貧しいとか家庭環境が劣悪だとか、もしなんの問題もない環境にいれば犯罪を犯さなかったかもしれない。しかし、それはその人が更生できる理由にはならないだろう。元犯罪者は元犯罪者というレッテルを張られる。それはそれだけで悪環境である。まあ中にはその劣悪な環境でも犯罪に走らず更生する人がいるかもしれない。しかし多くの場合、もし劣悪な環境に耐えることが出来るのなら、最初の段階で犯罪に走らなかったはずである。
たった一度の前科がその後の犯罪を誘発する。最初にこのシステムを考えた人は偉いね。日本から犯罪がなくならないはずだ。

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