10月4日の日記

2006年10月4日
今更ながら、格差社会というモノに恐怖を覚えるようになった。
最初から、成果主義の会社に入って同年入社でも給料に格差があるのは別にそれでいいと思う。
では会社が途中から世界主義を導入して給料体系やら終身雇用が崩壊した会社の場合はどうなるのだろうか。年功序列、終身雇用のつもりで入社して、若いうちは将来約束された終身雇用や年功序列での出世のために低賃金で働いたりサービス残業をたくさんしたものの、会社が成果主義を導入して、それまで会社に貯めてきたポイントをゼロにされて、年功序列が壊される。
格差社会だから、成果主義だから、同じ会社の同期と給料に差があっても仕方ないとあきらめるのもいいかもしれない。しかし、今起こっている問題は、優秀な者がたくさん給料を貰いそうでないものの給料は減らされると言う種類のものではなく、企業がただ搾取しているだけなんじゃないかね。まあ、最初の入社の契約の時点で終身雇用や年功序列が確約されていたわけじゃないのでそれを反故にされたからといってどうこう言える立場じゃないのかもしれない。馬鹿は馬鹿を見る世界なんかね。
あまり話は聞かないが、日本企業すべてが労働者に支払っている賃金の総額は下降傾向にあるのではないだろうか。その減った分が格差社会をつくってるのじゃないかね。その上、法人税率は軽減され、労働者が払う税金や年金健康保険は値上げしていっている。そのわりに企業が慈善事業をしていると言う話は聞かないし、株主に還元する利益も世界的に見れば低水準である。企業が得たたくさんの金はどこへ行っているのかね。
最近、国が物凄く企業よりになっているきがするのだが、何が転機だったのかね。日本はどこを目指しているのだろうか。
社会には搾取される側とする側の2者しかいなかった。しかし、ニートと呼ばれる搾取されない者が出てきたとき日本は一斉に叩き出した。搾取する側がニートを叩くのはわかる。奴隷が奴隷じゃなくなったら搾取できなくなるのだから。搾取される側の人たちはなぜ搾取されないニートを叩いていたのだろうか。多くの人は現状に不満がなく、現体制を壊そうとする人に反感を覚えるのかね。なんだかチーズみたいですね。

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