12月7日の日記

2006年12月7日
ながらへばまたこのごろやしのばれむ憂しと見し世ぞ今は恋しき

歌意
これから先、生き長らえていたらこの辛い今のことが懐かしくなるのだろうか。辛いと思っていた昔のあの頃が今では恋しく思われるのだから…。

百人一首にはこのような短歌があるらしい。百人一首もなかなかすばらしいものなのではないかと今更ながらに思いました。百人一首なんてものは人生を謳歌した貴族が嬉々してつくった歌の集まりかと思ったのですが違うようですね。百人一首でカルタ取りをするって珍妙な風習かもしれませんね。カルタ取りって短歌の雰囲気をぶち壊してませんかね。何事につれ、争いごとが嫌いだった私はカルタ取りのせいで百人一首が嫌いになってしまいました。唯一例外は蝉丸ちゃんだけですよ。上の句下の句なんて知るも知らぬも俺の勝手だろと坊主めくりに明け暮れていました。
でも良く考えるとへんな話ですよね。なんやかんや言って上の短歌を読んだ人は貴族様ですよ。生きていくだけなら何の苦労も無かったでしょう。それなのに今を辛いと言っている。贅沢過ぎますよ。もしインターネットがあれば私が変わりに貴族がしたいでおじゃる。毎日プリン食って子鬼たちと戯れて、楽しそうなんですけどね。まあなんだ、おいしい日本酒が無い生活ってのは人生が終わりだと思うほど辛いものなんでしょうかね。
それとも、今の鬱病患者にも言えることですが、今を辛いと思うこと自体が幸せという証拠なんでしょうかね。現に戦後すぐの食糧危機の時代、今思い返せばきつかったという話も聞きますが、当時は生きていくのに必死で辛いとかそんなこと考えなかったと聞きます。生死に直結しない腑抜けた生活を送っているから鬱病になって死にたくなるんじゃないですかね。

そういえば、少し前にニュースで、全世界の死亡原因の3位にタバコがあがってきた、というニュースをしていました。タバコは害のあるもので今後タバコが原因で死ぬ人が増えるだろうみたいな感じのニュースでしたが、明らかに狂っているだろう。タバコで死ぬ人が増えるのは吉報であると思う。タバコが原因で死ぬということはタバコが原因で死ぬまで生きながらえるようになったということである。喫煙率の高い貧困地区では今まで、様々な自然な病気で早死にしてた。それが病気を克服して長生きするようになってタバコが原因で死ぬまで長生きできるようになった。こんな吉報あるだろうか。それをタバコは全世界に問題をつくってるような印象を与えるニュースはいかがなものだろうか。年をとって癌で死ぬのも同様である。それまで病気にかからずに生きてこれたから細胞の突然変異である癌で死ねるのである。なんだかな。おめーらみんなしねばいいのに。

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