4月15日の日記

2007年4月15日
日曜日の朝は、政治家の討論番組を見るのが日課になりかけている。昔はそんなものに興味も無かったけど、成長したって事でしょうかね。

いつも政治家の討論会を見て思うのだけど、今日も『太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。』という番組と同じぐらいどうでもいい事を議論していた。今日は教育基本法改正の話をしていただろうか。
さてその議論の中で物凄い疑問を思った。野党与党と言わずテレビに出ていた議員すべてが、教育基本法改正については、委員会で議論に議論を重ねて慎重に改正していくべきだと言う意見だった。下手をすればドンだけ慎重に事を運んでも慎重すぎることは無いというぐらいの勢いだった。これは、教育基本法の改正に限った話ではない。どうも、国会議員の先生方は、物事を進める上で委員会で長時間議論することが何よりも大切だと思っているようだ。これっておかしいことなんじゃないかね。
会議とスカートは短い方がいい、という名言を将来私は言う予定である。ついでに言えば、髪の毛ストレートショートヘアーがいい。冗談はおいといて、民間企業の経営者で会議の時間は長ければ長いだけ長い方がいいなんて思っている人はどれだけいるだろうか。少なくとも私の知っている成功した経営者は、会議は短い方がいいといった意見の持ち主しかいなかった。下手をすれば長時間の会議を問題視する人までいた。
そういえば、織田裕二が演じる青島刑事も「事件は会議室でおきているんじゃない、現場で起きている」といっていた。
対極に存在するのは何も生産しない日本の大学教授陣ぐらいだろう。日本の大学では、仕事が出来ない人ほど会議が好きらしい。下手をすると会議を開くための会議があったりするらしい。当たり前の話だが研究をして論文を書くのに会議は邪魔である。それなのに、大学では出世するたびに会議が増えていき教授になったら最後、会議が多すぎて研究に支障をきたすと言う話まである。これは権力構造のゆがみというんじゃないかね。別に優秀な研究者が、大学を運営していかなければいけないわけではない。しかし権力を持つと仕切りたくなるのかね。

話がそれてしまったが、長時間をかけて行う会議が何も産まないだけでなく、害すら及ぼしてしまうと言うことは、経験則である程度分かっているのだと思う。しかし、多くの国会議員は長時間かけて議論を行うことがとても大切だと思っている。先の教育基本法改正の話では、長時間の議論を行うことで法案をよりよいものにしていきたいとまで言っていた。長時間議論を行うと法案がよいものになるなんて何の根拠も無いというのにである。驚きである。まあ議論することが国会議員の仕事だと思っているからかもしれないが、草案がクソだったらどんなに議論してもクソのままだし、反対に優れたものなら議論しなくても優れている。議論する時間があるぐらいならマシな草案を考えろという話である。しかし、現状は出された法案を重箱の隅をつつくように議論するだけである。過去何十年と言う日本の歴史が、国会議員がどれだけ議論しても法改正によい影響を与えないということを証明しているのにである。
なぜ、国会議員の先生方はそんなことも分からんのかね。法律を粗製乱造して問題あったものを片っ端から潰していく方が優れているんじゃないかね。

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