9月4日の日記

2007年9月4日
最近の奈良県で妊婦がたらい回しにされて病院へ着くまでに死産したという出来事があった。これは、産婦人科医の不足やシステムの問題だと言われているが実際の問題は違うところにあるらしい。
今回多くの病院が受け入れを拒否した理由は、医療事故が起こるリスクを恐れたわけでも、妊婦を受け入れられないほど忙しかったわけでもなく、料金支払いに不安があったためらしい。急患で救急車で運ばれてくる病人は保険書を持参していない場合が多い。また身元を確認できるものを持っていない可能性も高い。だから、救急車で運ばれてくるような急患の中には、金を払わないで治療だけ受けてばっくれてしまう人が多いらしい。今回の事件でいえば、死産した女性は、スーパーで腹痛をうったえ救急車に乗っていた。産婦人科医にかかったことは無かったらしい。この2点から、多くの病院は治療費不払いのリスクを恐れて急患を断って可能性が高いらしい。昔は、公営の病院はその辺が甘かったが、最近はコスト意識が高まってきたこともあって公営の病院も治療費を払えなさそうな人の治療を遠まわしに断るようになったから、救急車で搬送中に死亡するということも増えているとか何とか。
ついでに言えば、最近の少子化対策として出産費用を地方自治体が負担するなどの支援策も行われているらしいが、このような問題が指摘されていた。一時的な出産費用を用意できない人が子供を産んだあとちゃんと育てていけるのだろうか。大きなお世話だが一理あるような気もする。
まあ少子化の原因の一番は世代間格差何ではないかね。今格差社会が問題になっているが、それは毎日16時間働いて開業資金を溜めて独立し週休無しで働けばある程度金を稼げるようになるんじゃないかね。今の常識では働きすぎだけど、過去のサクセスストーリーを読む感じ成功した人の中にはそれぐらい働いて成功を勝ち取った人も多そうである。
しかし世代間格差はいかんともしがたいものがある。団塊の世代の若かったころと今の20代の報酬に占める社会保障費や税金の割合を比べたら悲しいことになるんじゃないかな。多分今生まれた子供が働く頃にはもっと高率になるだろう。また、それだけでは国は金が足らなくて大量に国債を発行している。それの返済も若い世代がしていか無いといけないんじゃないかね。そう考えると格差社会なんかより、お先真っ暗の世代間格差の方がよっぽど問題だと思うのだが違うのかね。

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