9月26日の日記

2007年9月26日
日本の法律はブラックボックス化しすぎじゃないかね。
http://d.hatena.ne.jp/LucaLuca/20070920/p1ここのページを見ていて思ったのだが、道路での歩行者を神格化しすぎとちゃうかね。車を運転していて歩行者をひき殺したら、歩行者の責任の有無にかかわらず交通刑務所にいれられるとか都市伝説もいいとこじゃないですかね。私もすこし前までは、警察や自動車学校での洗脳により道路では歩行者は絶対だと思って生きていました。しかし、ニュースを見ていたらそれが嘘だということに気がつきました。とあるトラック運転手が道路に飛び出した子供をひき殺した交通事故でその運転手が不起訴処分になったことに遺族が抗議して起訴を求めて署名活動しているというニュースを何度か目にしたことがあります。結局のところ車で人をひき殺しても不起訴処分や執行猶予になることが多いんじゃないかね。
すこし条件は違うが、近所のおばさんが、T字路でバイクと接触してバイクの運転者が死亡する事故を起こしたことがあった。バイクは直進していて右折したおばさんの車と接触したので確実におばさんが悪かったのだが、そのおばさんは刑務所に入ることは無かった。不起訴なのか執行猶予なのかは知らないが刑務所に入らなかったのだけは確かである。
まあ、当たり前といえば当たり前の話ですか。年間数千人単位で歩行者が車に轢かれて死んでいるのに交通刑務所の規模は圧倒的に小さいです。多分、車で歩行者をひき殺したら、どんな状況であっても安全運転義務違反にとわれる事になるんでしょうけど、運転手側に明らかな過失が無い場合はそれ以上の罪には問われないんじゃないかね。業務上過失致死に問われたなら重い刑罰が下される可能性もありますが、所詮安全運転義務違反ではMAXに罰せられても刑務所に入ることは無いんじゃないですかね。
また家族を交通事故で失った遺族が、加害者が保険に加入していたので、慰謝料や損害賠償の手続きはすべて保険会社が代行したので、加害者自身は事故のペナルティをまったく受けていないと嘆いていたという話も聞いたことがあります。任意保険に加入している人だったら歩行者をひき殺しても、一定期間運転免許書が剥奪されるのと、車の任意保険の保険料が高くなるぐらいしかペナルティを受けないんじゃないのかね。実際事故で家族を亡くした遺族は、道路での歩行者の神格化という都市伝説と現実の補償のギャップで損をした気持ちになっているんじゃないかね。
何かホント日本では法律のイメージと現実が乖離しすぎていて実際被害者になったときに落胆するということが多そうですが、こんなんでいいのかね。

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