10月4日の日記

2007年10月4日
食料の自給率が問題になるときがある。今の日本が考えなくてはならないのは、食料自給率をどう上げるかではないのではないだろうか。現状の非効率な農家を残したままではどう考えても自給率向上なんて無理ではないかね。
最近、ドヨタの活性で愛知県では有効求人倍率が2倍近くあるらしい。求人が沢山あるという事は、ある程度仕事を選べたり賃金が上昇したりしているもんだと思う。私の勝手に、そんな愛知県では儲からない農家なんて誰もやり手がいなくなってみんな会社勤めを始めるんじゃないかと考えた。しかし、いろいろ調べた結果愛知県のJAは全国的ににみても超トップクラスの優良農協でかなり儲かっているらしい。近郊の名古屋に野菜を出荷していたり、ビニールハウスを使い、高付加価値のついた果物なんかを生産して、それはそれは儲かっているらしい。仕事の沢山ある愛知県では、農業も事業として成功しているらしい。一方仕事の全然無い東北地方などでは、農家は事業として失敗しているようである。
まあ、気候などの問題もあるだろうけど、なぜ東北地方では米ばっかり作っているのかね。魚沼産コシヒカリのようにブランド化を狙っているのならそれもわかる気がするが、現状では米なんて作っても儲からないんじゃないかね。もっと儲かるものをつくろうとした方がいいんじゃないかね。
で最初の自給率の問題だが、本当に重要なのは自給率の上昇よりも、耕作放棄地などの荒れた元農地をどれくらいの時間で耕作地に戻せるかではないかね。例えば、一度耕作放棄してしまうと一生その場所で作物を作れなくなるのなら、耕作地が減らないように農家を保護する必要もあるだろう。しかし、1〜2年で耕作放棄された農地を復帰させることができるのならば、無理に自給率の維持を考える必要は無いんじゃないかね。食糧危機が起こってからどれだけ早く食糧生産を再開できるか、また素人でも簡単に農業を始められるプログラムを用意できるかの2点を用意しておけば食糧危機対策にならないのかね。
付加価値の無い食べ物は安いうちは外国で買って、それが値上がりして国内で生産した方が安くなったら、初めて国内生産を始める。こんな感じでいいんじゃないかね。農業ってそんなに簡単に急に始めれるものではないのかね。

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