11月12日の日記

2007年11月12日
前も同じことを思ったかも知れないが、オンラインのRPGゲームは限界が訪れようとしているのかもしれないね。致命的な問題としては製作者側よりも優れたゲームメーカープレイヤーがプレイをしていると言う事だと思う。面白いゲームを発想する力があっても、ゲーム製作にかかわっていない人が沢山いる。また大衆受けしないような、変わった事で面白さを感じる人も存在している。オンラインゲームの場合そういった人が一同に集まるので問題が起こりやすい。

とある掲示板にこのような事が書かれていた。オンラインRPGは作業ばかりで普通にしていてもまったく面白くなかった。そこでBOTと呼ばれる自動操縦ソフトを使う事にしたそうである。そしたら物凄く楽しめたそうである。
BOTに様々な設定を行う事によりゲームキャラを自動で操作することが可能になるらしい。例えば、うまく設定したBOTをつけてほっておくだけで勝手に敵と戦ってレベルをあげるような事ができる。これだけだったら、ただゲームの消費期限を短くするだけである。BOTの楽しさは、BOTを使う事自体らしい。BOTが自動でしてくれると言っても、人間ほど頭はよくないので臨機応変に対応できない。あらかじめ設定された通りにしか動かない。だから強敵がいなく突発的な問題がおきにくそうな狩場を探さないといけない。BOTを動かす狩場が決まったら今度は、行動条件を決めないといけない。例えばどれくらいHPが減ったら回復するかとか。どれくらいHP回復したら行動を再開するかとか、まあ沢山の設定項目があるらしい。そしてその設定の良し悪しでBOTの効率が決まるらしい。何度もちょっとづつ設定を変えて試して最高の効率をBOTで目指すのが楽しいらしい。BOTの楽しさはそれだけではない。
基本的にゲーム運営はBOTの使用を禁止している。だからバージョンアップの際に何らかの対策をとってくるときがある。その対策を回避するのがまた楽しいらしい。また、GMとよばれる運営側が操作しているキャラにBOTが見つかってしまうと、アカウントを消されたりしてしまう。今までのゲームの構図と180度変わっているが、BOTの醍醐味は人間の操作するGMとBOTの戦いなのである。負けた時の代償も半端ではない。普通、キャラが死んでもペナルティは経験値ダウンぐらいで簡単にリカバリーできる。しかし、GMとの戦いでBOTが負けてしまうと、最悪アカウントを消されてしまう。存在自体がなくなってしまうわけである。
最近ぬるいゲームが多い中で、ここまでハードなペナルティを課しているゲームはないだろう。それがまたBOT使用者の心をくすぐるらしい。
今までのゲームがただコンピュータに相手をしてもらっていただけだったのに対して、BOTを使うと人対人の戦いになる。それも平等なフィールドでの戦いではない。圧倒的に不利な条件を背負っての戦いとなる。それがまた面白いらしい。GMとBOTの終わりなき戦い、一度この楽しさを覚えてしまった人は、コンピュータ相手のゲームの薄さに嫌気がさしてしまうらしい。
まあ、そんなにハードなゲームを求めている人は少数なのが一番の問題なのかな。

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