1月13日の日記

2008年1月13日
オカルトよりも怖いものが日本にはすんでいる。
NHKのニュースでこんなニュースが流れていた。おっさんがまじめな顔をして、世界平和のために仕事で身につけた板金技術を応用して銅版で千羽鶴をつくっていると言っていた。何でも過去に原爆記念公園の千羽鶴が心無い人に燃やされたという事件を知り、燃えない金属で折鶴を作ろうと思ったのがきっかけらしい。テレビ局も鶴をつくっているおっさんもいたってまじめな顔をしていた。これはどんなホラーなんだろうか。そもそも、千羽鶴と世界平和にどんなつながりがあるのだろうか。銅版で折鶴を一羽つくるのに30分近い時間がかかるらしい。すでに2000匹以上つくって、千羽鶴にして広島と長崎に送ったらしい。多分銅版の費用からして自腹だと思う。さてそこまでして、どう世界平和に繋がるのかね。本人は世界平和のためと言っていたが、本当に世界平和のためになっているのかね。まあ好意的に見れば、そんな無駄な作業に没頭しているおっさんは平和そのものだろう。
まあ何にせよ願掛けで千羽鶴をおるって何でこんなに広がったのかね。確かこの話の元になった原爆症の幼女は、願い叶わず死んだんじゃなかったかね。まあ千羽鶴をおれば願いが叶うのなら私は千羽鶴職人になっていますよ。千羽鶴をおっても何の意味も無いのに、願掛けの形式として千羽鶴が何で残ったのかね。
そんな事を思いながらテレビを見ていたらもっとやばいニュースが流れていた。動物園で飼っていたキリンが散歩中にシマウマと衝突して前足を骨折してしまったらしい。馬と同じでキリンにとって前足はとても重要らしい。そのまま処置しなければ死んでしまうということで、世界的にも稀な義肢手術を行ったらしい。結局5度くらいの手術と10ヶ月の延命の後にそのキリンは死んだらしい。それを聞く限りよっぽど競馬界のほうが動物園より動物に詳しいんだろうね。
それはいいのだが、前足を義肢に付け替えたキリンを励ましに幼稚園児が動物園に来ていた映像がテレビで流れていた。幼稚園児は、おのおのにキリンを描いた絵を持って、「キリンさん、がんばってー」と檻の前で叫んでいた。これこそ最高のオナニーじゃないですか。幼稚園児のオナニーがまさかテレビで見れるとは思いませんでした。それにしても誰かオナニーをやめさせようとする人は居なかったのかね。どう考えてもキリンの絵を描いても、キリンにがんばってと言っても、キリンには伝わらないだろう。それに、そんなことされてもキリンは嬉しくないだろう。にんじん一本の方がまだましなんじゃないのかね。ただ、自己満足のために騒いで動物にストレスをあたえている幼稚園児を微笑ましい姿と思って野放しにしてるなんて、狂気の沙汰ですよ。この国はおかしい。

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