7月8日の日記

冨樫先生のハンターハンターがハンターハンターよりはマイナーなファッション雑誌から構図や人物をトレースしていたらしい。これを発見した奴は天才じゃないかと思っていたのだがまったく違う事のかもしれない。内部告発を疑う鋭いコメントが寄せられてた。
前々からトレースしていると言う話を聞くたびに、よくそんなもん見つけたなありえないだろと思っていたのだが、内部告発だと考えるとすべてが解決する。例えば、仲がこじれた編集者やアシスタントが嫌がらせでばらしたとか、もしかしたら漫画家の知り合いがばらしたのかもしれない。もちろん冨樫先生の場合は、とっとと連載中止になってずーとゲームをしていたいから自分でばらしたのではないかと思われる。
最近食品偽装で内部告発が盛んになっているようだけど、2chであった超人的発見の告発って今考えてみると全部、内部告発とか自作自演だったのかね。

そういえば、スカイクロラの予告編をみてがっかりした。何で能登麻美子をつかわないんじゃと思って予告編を見たのだが、声を誰が当てるか以前の問題のようなきがした。あのもっさりしたキャラデザインはなんだろうか。飛行機のりならもっとシャープな顔じゃないと私のイメージには合わない。
名の通った監督が、劇場アニメで、声優を起用しないで、もっさりしたキャラをつかって、多分原作通りなら意味不明のストーリー、ついでに監督や出演者などがメディアに露出しまくったり、オタクをおちょくった発言をして見たりする。これって、ジブリのマーケティングとまったく同じじゃないか。この失望感はなんだろうか。ジブリのマーケティング戦略はそんなに優れたものなのかね。まあオタクをおちょくってオタクのアンチを増やすと言うのはいい戦略かもしれませんが、そのほかはどうなのかね。まあメディアの露出の為にタレント起用もしょうがないのかね。ついでにアフレコになれていないタレントを使うのならプレスコでアニメ作ればいいのにね。まあアニメの出来と興行成績に連動が見られないというのが一番の問題なのかね。

そういえば、最近の人間はビビリすぎじゃないかね。昔の自分は馬鹿だと思っていたのだが、もしかしたら勇敢だったのかもしれない。子供の頃、何かにつけて親に注意されていた。しかし、私はことごとくそれを無視していた。例えば暑い日にそれ以上冷たいものを飲むと腹が痛くなるよという注意を無視して見事に腹を壊したり、食べすぎを注意されたのに無視して腹痛や嘔吐に悩まされたり、命に関わらないと私が判断した注意はすべて無視して痛い目にあっていた。周りの忠告を聞けない馬鹿な人間で通っていた。
しかし、今考えてみると忠告を無視してした失敗はすべて今の自分の力になっている気がする。例えば、腐ったものを食べると腹を壊すと親に何度も言われたが、結局腐ったものを食べても腹を壊す事は無かった。ただ酸っぱかったり苦かったり不味かっただけである。他にも似たような事例が沢山ある。大人は先入観で根本から否定している事の中にも、一部肯定してもいいようなものも混ざっているし、実際やってみると言われていたほど酷い事態にはならなかった事もある。
子供の頃から、親の忠告を真面目に聞いて疑わなかった人は、大人になってもテレビやその他情報機関から発信される、誇張した警告を真面目に受け止めておびえすぎるのではないだろうか。ダイオキシンの時の野菜にしても狂牛病の牛肉、鳥インフルエンザの鶏肉などに異常反応している。何をそんなに気にしているのかわからなかったが、人を疑わないで育った人は騒ぎが誇張されている事さえ疑わなかったのかね。もしかして、詐欺に騙されるのも同じ様な事なのかね。

大体において人間は優秀を装っているが、非常に馬鹿な生き物である。公害から毒入り冷凍餃子まで多くの問題は実際大問題が発生するまで問題を認識できないでいる。問題が起こるから問題に気がつくのである。問題が起きる前から問題に気がつけるほど人間は優秀ではない。だから実害が発生する前に予見されているような問題はでたらめである可能性が高い。中には当たっている物もあるかもしれないが、ほぼ運がよかっただけである。