8月6日の日記

2008年8月6日
ウイスキーを冷やすためにウイスキーで氷を作ったら、薄まらないからいいんじゃないだろうか。そんなことを言い出したら原液を樽買いして氷で薄めた方がいいのかね。それとか、ウイスキーを凍らせた氷を使ってカキ氷を作ってウイスキーをかけて食ったらどうなるのかね。まああんまり美味しそうではないか。

昔、NHKでやっていたヤクザマネーと言う番組の本が出ていたので読んでいたのだけど、そもそもなぜヤクザを問題視しているのかわからなかった。特に暴力団対策法が施行されてからは、表立って行動できなくなり企業舎弟が増え、暴力団対策法が改正されて企業舎弟も取り締まられるようになってからは、より法律を破らないもしくは取り締まられ無い犯罪を行ってシノギを稼ぐ暴力団が主流になっているらしい。昔は、みかじめ料などわかりやすい形で金を集めていたので警察も金の流れをつかみやすかったらしい。しかし最近のヤクザは、共生者と呼ばれる一般人にヤクザが仕入れた情報を渡して金の運用を任せて、運用益を稼いだりしていて、普通の会社の経済活動と区別つかなくなっているらしい。
本では、ヤクザがアンダーグラウンドにもぐってマフィア化したと嘆いていたが、それの何が問題なのかまったくわからない。少なくともこれ見よがしに法律を破って暴力を振るうのが減ったのならそれは良いことだろう。法律を気にしてグレーゾーンで活動を行い一般人と区別できなくなったのならそれは素晴らしいことなんじゃないだろうか。法律のグレーゾーンで活動して問題が発生していると言うのならそれはヤクザの問題と言うよりは、立法の問題だろう。まあヤクザが政治家に資金提供しているのでもうどうしようもないのかもしれないけど。
本を読んで感じたヤクザの姿は、金に貪欲で、金を稼ぐためには勤勉で、その結果が今の成功しているヤクザみたいな感じがした。法律が変わってヤクザのシノギが違法化されるたびに、ヤクザは違う儲け口を必死に探して拡大してきた。原油が高騰して文句を言っている漁師や農家とは違う。見込みが無いとわかればとっとと見切りをつけ新規事業を始め出す。そんなバイタリティある人一般人にはどれくらい居るのかね。外資系の金融機関の評判が悪い理由がわかった気がしました。やってる事がヤクザと同レベルだったんですね。ヤクザにはそれと同等のすごい人がいたんですね。
まあヤクザの中には従来の暴力を使った家業を続けている人も居るらしいがその話もすごかった。みかじめ料の徴収が禁止され、親睦会とか組合を作り、その会費という名目でみかじめ料を集めるようになったらしい。それだけなら何も感心しないが、仕事がやばかった。同業者の嫌がらせから店を守るのはもちろんとして、酔っ払って暴れる客の処理や、路上強盗にあった顧客の救助まで、夜中中盛り場に詰めていて、問題のあった顧客からの依頼の連絡を待っているらしい。警備会社とやっている事は変わらんのかもしれない。まあ、普通の人に比べて頑張っているのは確実のような気がした。

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