事業仕分けやってる人ってホントに勉強してるのかね。世界一のスーパーコンピュータの予算を削ったのは評価できるんだけど、世界で二番目ではいけないのかなんてアホな質問をしていたのが気になった。
世界一のスーパーコンピュータの予算を削るのにうってつけのエピソードがあったはずなんだけど、どんなんだったかな。私もうろ覚えなので間違ってるかもしれませんが。
確か20年か30年ぐらい前に日本は10ヵ年計画でヒトゲノムの解析を計画した。当時は他にやってる国も無いし、莫大な予算を組んだ事で、世界で最初に全てのヒトゲノムの解析が終わるはずだった。ヒトゲノムの解析は計画通り進んでもう後1~2年で解析が終わるというところまできた。なんとその段階になってアメリカのグループがヒトゲノムの解析レースに参戦してた。予算は日本の半分だったか10分の1だったか圧倒的に少なかった。私がここで紹介するんだから結果はもちろん、アメリカのグループが世界で最初にヒトゲノムの全解析を終わらせる事になった。予算も少なく、期間も10分の1くらいで、解析をしたアメリカのグループの技術が凄いと言う話ではないんだから凄い。
ヒトゲノムの解析スピードに一番関係あるのがコンピュータの処理能力らしい。コンピュータ業界にはムーアの法則と言うものがある。同じコストで作れるコンピュータの性能が18か月ごとに2倍になると言うものである。ここ何十年かこの法則にのってコンピュータが進化してきたらしい。すなわち9年後に解析を始めたアメリカのチームは、もし日本と同じ予算だとすると64倍も性能のコンピュータを用意する事ができる。そこから逆算すると、10分の1の期間で解析を行うために必要な予算は1/6ぐらいでいい事になるのかな。
凄い話というのは、アメリカのグループは日本の計画より早く終わるためには、どれぐらい前からどれぐらいの費用をかけて行うのが一番効率的かを考えた上で計画を立てて、実際その計画通り日本より先にヒトゲノムの解析を終えた事である。
スパコンの世界にムーアの法則が成り立つのか知らないが、もし成り立つとしたら、世界一のスパコンが完成したときどれぐらいムーアの法則をどれくらい超えれるのかが、世界一より大切な評価だと思う。超えれないんならやる意味無いと思う。民間に任せておけばいい。
世界一のスーパーコンピュータの予算を削るのにうってつけのエピソードがあったはずなんだけど、どんなんだったかな。私もうろ覚えなので間違ってるかもしれませんが。
確か20年か30年ぐらい前に日本は10ヵ年計画でヒトゲノムの解析を計画した。当時は他にやってる国も無いし、莫大な予算を組んだ事で、世界で最初に全てのヒトゲノムの解析が終わるはずだった。ヒトゲノムの解析は計画通り進んでもう後1~2年で解析が終わるというところまできた。なんとその段階になってアメリカのグループがヒトゲノムの解析レースに参戦してた。予算は日本の半分だったか10分の1だったか圧倒的に少なかった。私がここで紹介するんだから結果はもちろん、アメリカのグループが世界で最初にヒトゲノムの全解析を終わらせる事になった。予算も少なく、期間も10分の1くらいで、解析をしたアメリカのグループの技術が凄いと言う話ではないんだから凄い。
ヒトゲノムの解析スピードに一番関係あるのがコンピュータの処理能力らしい。コンピュータ業界にはムーアの法則と言うものがある。同じコストで作れるコンピュータの性能が18か月ごとに2倍になると言うものである。ここ何十年かこの法則にのってコンピュータが進化してきたらしい。すなわち9年後に解析を始めたアメリカのチームは、もし日本と同じ予算だとすると64倍も性能のコンピュータを用意する事ができる。そこから逆算すると、10分の1の期間で解析を行うために必要な予算は1/6ぐらいでいい事になるのかな。
凄い話というのは、アメリカのグループは日本の計画より早く終わるためには、どれぐらい前からどれぐらいの費用をかけて行うのが一番効率的かを考えた上で計画を立てて、実際その計画通り日本より先にヒトゲノムの解析を終えた事である。
スパコンの世界にムーアの法則が成り立つのか知らないが、もし成り立つとしたら、世界一のスパコンが完成したときどれぐらいムーアの法則をどれくらい超えれるのかが、世界一より大切な評価だと思う。超えれないんならやる意味無いと思う。民間に任せておけばいい。
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