12月11日の日記

2009年12月11日 日常
近年、教育現場で結果重視から過程重視に変わってきているような気がする。過程重視なんて胡散臭さを感じていたが、原因が分かったかもしれない。
過程重視ならば結果を残さなくても誰からも咎められることはない。そういえば、私が中学の時も、テスト期間に入ると、自己申告で勉強時間を申告させられてそれで棒グラフをつくらされた。テストの成績が掲示板に張られる事はなくなったが、勉強時間のグラフは掲示板に張り出されたような気がする。私の記憶では、クラスで一番二番長時間勉強していた人はあまり成績がおよろしく無かったように思う。また、ホントはもっと長時間勉強してるのに成績が伴わないので恥ずかしいから勉強時間を過少申告していた人も居たかな。

最近労働者の平均収入が減っているというニュースを不思議に思った。一貫して大学進学率は増えていっている。多くの人は、給料のために大卒して働こうとしているのではないだろうか?それなのに大卒が増えるにしたがって日本の経済は沈下して行っているように思える。大卒後も大学に残って教授を目指す人は別にして、大卒後就職する人にとって、大卒した事によって給料が増えない場合大学進学の意味が問われるんじゃないだろうか。それだけではない。国を挙げて勉強させてたくさん金を稼げる人間に育てようとしているんじゃないだろうか。それなのに、現状を見る限り勉強時間は増えているものの、それが金を稼ぐことに繋がっていないんじゃないだろうか。それなのになぜ未だに子供の教育に湯水のごとく金を使おうとしているのだろうか。

その答えが、過程重視なんじゃないだろうか。結果を残せない学校が責任逃れのために過程重視を始めたのではないだろうか。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索