12月22日の日記

2009年12月22日 日常
やっぱり人と同じ事をしていては、市場原理の働く競争には勝っていけないのかね。セブンイレブンの罠という本にコンビニオーナーの苦境が書かれているらしい。
それはいいんだけど、私の家から一番近いコンビ二は、多分大成功を収めているみたいである。オーナーは一号店のある辺鄙な田舎を離れて二号店を主要国道沿いに出店したらしい。驚く点は、そのコンビニが最悪と言う事である。何が最悪かといえば、深夜に夜食を買いに行くと、お弁当やおにぎり、パンなど賞味期限の短い物は1~2個しか置いていない。おでんも売れ残りがあれば売ってるぐらいで基本的に空の時が多い。また深夜はいつも店長というかオーナーというか、その人が一人で店番をしているのだが、接客もなってない。店に入る私の姿を犯罪者を見るような目で見ている。本当に犯罪者だと思って警戒しているのかもしれない。もちろん挨拶も無い。まあそれに私は不満を感じないけど、あとは言わなければ熱い弁当とつめたいデザートを同じ袋に詰めるし、箸やスプーンを入れ忘れる事も多い。歩いていけるコンビニがそこしかないので、酒が入っている時は利用するものの基本的には利用を避けている。こんなクソコンビニ早く潰れて違うコンビニが跡地で始めればいいのにと思っていた。
しかし、この前初めて昼間にそのコンビニに行ったとき、私のサンタへの願いが叶わない事を悟った。夜間利用する時なんて、自分以外の客に会うことなんて稀なぐらい寂れた品揃えの悪いコンビニが昼間はえらい客であふれているのである。弁当やおにぎりもちゃんと仕入れられているし、店員もちゃんと他のコンビニみたいに働いている。夜間はクソコンビニなのに、昼間はちゃんとしたそこらにあるコンビニと同じだった。
でセブンイレブンの罠に戻るんだけど、コンビニオーナーの失敗談を地元のコンビニオーナーは見事に避けているみたいである。確かに夜間商品を置いておかない事で売り上げは減るかもしれないが、他店に比べれば圧倒的に廃棄になる食品が少なそうである。もっとスゴイのは、夜間はオーナーが悪態ついて店員をしているので、夜間の客が少なそうである。私の周りの人たちも夜間はできるだけ違うコンビニを使うようにしているみたいである。その結果、夜間そのコンビニは、開店休業状態になっているようである。だから、オーナーは多分ゆっくり寝れるんじゃないのかね。で安眠を阻害されると悪態をつく。多分田舎なので普通にコンビニを開いていても赤字だと思う。しかし、夜間店をしめるとフランチャイズの本社から苦情が来てしまう。夜間バイトを頼むと割増料金になる。そういった問題を全て解決するのが、夜間は客の来ないコンビニを作ることである。そしてオーナーがそこで寝て店番をすれば人件費を最低に抑えられる。客が来なければほとんど寝てられるので次の日の日中も仕事ができる。また、都合がいいことにコンビニの客なんてのは、ある程度時間帯が限定されている。昼間そのコンビニを利用する人は、ほぼ昼間しか利用しないし、朝だったら朝、夜だったら夜しか利用しないと思う。一日中一つのコンビニを利用するのは少数派だと思う。ので、もし夜の客を全て切るつもりで悪態をついたって、朝や昼の客層に影響する事は無い。また都合がいい事に車だったら5分も走れば違うコンビニにいける。何度か来店して毎回夜品揃えが悪ければ、これからは違うコンビニを利用するだろう。そしたら夜ぐっすり眠れる。

と言う事で、田舎でコンビニオーナーをするなら、夜間はバイトを雇わず、期限のある食品は極力置かないようにして悪態をついて客にもう二度と利用したくないと思わせて夜間客が来ないようにして、自分が店番をしてぐっすり眠るのが成功の秘訣みたいだ。客に悪態をつく事が成功に繋がる客商売があるとは、驚きではありませんか。


そういえば、最近ニートの批判を聞かなくなったと思う。考えてみたら、ニートって派遣切りにあって失業中の人よりは社会に役に立ってませんかね。親にかじる脛があって親がかじらせてくれるのなら、ニートって今の社会で必要なそんざいじゃないのかね。だってどう考えても労働力があふれて労働者の地位が低下してるんじゃないかね。働かなくても生きていける人は極力働かないようにしないと、失業者が増えて求人が減っていったらどんどん低賃金重労働が増えてきてしまう。まあ、ニートにしろデフレにしろ何がやばいって税収が減る事がやばいんだろう。個人個人で言ったらニートもデフレも全然いいことじゃないのかね。


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