1月3日の日記

2011年1月3日 日常
ハーバード白熱教室~マイケル・サンデル教授~と言う番組の再放送が行われていた。前から一度見たいと思っていたんだけど、ついでに新聞で再放送があることも知っていたんだけど、なぜか見るのを忘れていて、全12話のうち5話ぐらいしか見れなかった。

前々から、サンデル教授の評判を聞いて、面白そうだ一度見てみたいと思っていたのだけどまったく期待はずれだった。最初の数話を見逃したのが致命的だったのかもしれない。エンターテーメント性の強い映像なのかと思っていたら、全然そうではなく普通の哲学の授業のようだった。考えてみれば、ハーバード大学での講義の映像なので授業のように見えて当たり前か。

宗教観の違いなのか、それとも私が見なかった前半の部分に肝があったのか、どちらかは分からないけど、さまざまな議論の根底に、自分は正義を行使し道徳的に良い行ないをする、というモノがあるようだった。相反する事例にぶち当たり判断に迷った時、どういう行動をすれば、正義を行使し道徳的に良い行ないをすると言う前提に矛盾しないかという事を議論していた。
例えば、「今道を歩いています。道の真ん中に人が寝ています。幸い今道路に車は走っていません。しかしほっておくと車が来てはねられてしまいそうです。どうしますか?」という質問があった時に、その道に倒れている人を助けるという選択肢しかないような人達しか居ないようでした。私は、たぶん助けないと思う。それは、助けることによって自分が不利益を被る可能性があるからではなく、助ける必要性が感じれないからです。


今に消されるかもしれませんが、下の動画を見てみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=mpyec25a2ls
http://www.youtube.com/watch?v=92XBtGvBwF4

『1日午前6時55分ごろ、茨城県神栖市日川の海岸にある堤防で、初日の出を見に来た高校生2人が高波にさらわれ、海に転落した。1人は自力で岸に上がって無事だったが、同市知手の県立高校3年、保科良樹さん(18)が行方不明となった。
同学年の友人5人と海岸に来ていた保科さんは上半身裸になり、もう1人とともに堤防に進入。約100メートル進んだところで波にさらわれた。岸壁に残っていた4人のうち1人が助けようと海に入ったが保科さんのところまで泳ぎ着けず、近くでサーフィンをしていた男性に救助された。間もなく保科さんの姿が見えなくなった。 』
という事故があったときの一般人が取った映像である。これを見ていろいろ思うことがあった。なぜ海に行ったのだろうか。部屋で寝てればよかったのに。
あと二次災害になるから素人は溺れた人を助けにいってはいけないと言うのは一般常識になっていないのだろうか。まあ一般常識がわかる人達だったらこんな事故起きてないか。
自分が海に突き落としたとか、自分にとって大切な人が溺れていて助けに行かなかった事に責任を感じるような状態で無い限り救助に行っても誰も得しない。助けに行かなかった事を後悔しないために自分も死に行く場合以外、浮かぶものを投げるとか、救助を呼ぶぐらいにとどめておくべきじゃないのかな。
今回は、サーファーに助けられて運良く死ななかったけれど、下手すれば助けに行った人も死んでたんじゃないかな。素人が溺れた人を助けに行っても何にもなら無いという教訓を日本中に伝える事はできたのだろうか。死んだ方がより強いメッセージを残せたんじゃないかと思ってしまうのはすこし非道ですか。まあこの映像はインパクトあるので、それだけで十分ですか。

そもそも、この事故の発端はサーファーって事はないのかね。海岸に日の出を見に行ったら海で華麗にサーフィンしている人がいた。それをみて、高校生が波は高いけど海なんてちょろいと勘違いしてしまったという事はないのかな。上半身服脱いでいるみたいですし、波にさらわれる危険があることを分かっていたように思います。
もし、公然猥褻なんて罪がなく、上半身だけでなく下半身も脱いで全裸だったらもう少しなんとかなったんじゃないかな。

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