3月27日の日記

2011年3月27日 日常
私の見ている情報が偏っているからかもしれないが、原発はすべて危ないといっている人と、東京電力が悪かっただけで原発が悪いわけじゃないと言っている人の2種類ぐらいしか意見を見かけない。

でもたぶん悪かったのは原発でも東京電力でもなく、古い原発が悪かったんじゃないだろうか。紛らわしくてよくわかっていなかったが、福島には福島第一原発〇号機と福島第二原発〇号機という原発群が2ヶ所あるらしい。第一原発に6機、第二原発に4機原発があるらしい。距離は10キロぐらいはなれているのかな。で今回問題が起きた原発は主に福島第一原発らしい。
で古さなんだけど、第一原発は、70年代前半に建設されたらしい。第二原発は80年代以降に建設されたらしい。比較的そばにある原発でも問題が起きたのは、福島第一原発だけである。もっとキチガイじみた津波が来た女川原発にしても80年代以降につくられただけあって重大な問題は発生していないようである。建設当初の見込みでは、運用年数40年だったらしいし、70年代に作られた原発はすでに寿命だったんじゃないだろうか。だから、不測の事態で簡単にぶっ壊れたしまったんではないだろうか。

大体前から、原発の運用はうそ臭かったのよね。新しい原発がなかなか着工できないから
古い原発の運転を延長するなんて、誰も得をしない、狂気の沙汰だと思っていたんだけど、それも違ったようね。

長ったらしく文章を書くのに飽きたのでまとめだけ。
私の想像でしかないが、原発の通常運転にかかる費用は、スケールメリットがきく。だから一機目原発を作った後は、国はどんどん原発を造ろうとした。数が増えれば原発関連施設にかかる費用を割れて、原発の発電コストがより有利に見えるようになる。いつしか火力発電所の発電コストとタイマンをはれるようになった。
そのまま数十年うまくいっていたがそこで問題が発生した。原発を運転終了して、廃棄する事を全く考えていなかったんではないだろうか。いやー困った。だから、政治家もしくはダメな経営者の特技である、問題の先送りを行なったんではないだろうか。福島第一原発の事故で海水注入が遅れたのも、海水注入して原発がダメになって廃炉にするのが怖かったのだろう。

とりあえず今回の事故を受けて、国は早急に70年代前半に建てられた原発は運転を中止させて廃炉にすべきなんじゃないだろうか。とりあえず、古い原発は危ないという事がわかっただろう。
そういえば、ベトナムに原発を売ろうとしている日本のお偉いさんも、福島の原発は古い型の原発が原因で、ベトナムに建設しようとしている原発は新型なのでより一層安全で、新型の原発では同様のケースでも問題は起きなかったと、セールストークしていた。


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