8月3日の日記

2011年8月3日 日常
最近読書のし過ぎで頭がおかしくなってきた。お前は前から頭がおかしいと思ったあなた、一度耳鼻咽喉もん科の診察を受けることをお勧めします。

時期が時期だけに、あー昔は読書感想文なんて意味不明な宿題をやらされたことを思い出した。今思い返してみると読書感想文は意味不明の行いである。読書の感想って言ったら大きく分けて、面白かったか面白くなかったの二通りしか無いだろう。文中のどこかを抜粋してここが面白かったなんて言える作品は、面白くない。だから作家でも無い限り、面白かったか面白くなかった以上の意味のある感想を書くのは難しいと思った。お笑い芸人の物を食べたリアクションのようなバリエーションが求められているのだろうか。よくわからない。

意味がわからないのでネットで調べたら、読書感想文は少年読書感想文全国コンクールなる賞レースが後ろにくっついた競技会らしい。提出された読書感想文は、ちゃんとした決まりに従って評価されるらしい。とりあえず、『「あまり面白くない」「陳腐なストーリーである」「興味が湧かない」』などの否定的表現は禁句らしい。賞レースに勝つためには、読んだ本が面白くなかったら面白いと思う本を探すが面白かったと嘘を書かないとスタートラインにすらたてない。また、読書感想文といいながら、読書の感想も書いてはいけない。必要なのは自分の体験と本の内容の融合である。嘘でもいいから、取り上げた本の中で友達が死ぬ話なら、自分も友達を失った経験があると書かないといけないらしい。本と同じ環境の自分、本を読んで影響を受けて変わる自分というものを書いていくと高評価らしい。また内容も評価の対象で、道徳的に優れたものしか評価されないらしい。
いくら作中に盗んだバイクで走りだす描写があったとしても自分もバイクを盗んで乗り回していたなんて書こうものなら、そこで賞レースから蹴落とされてしまう。
ここまで読めばわかると思うが、図書を選ぶ所から戦いがはじまっている。ミステリーなんて題材にしようものなら、自分が人を殺すか、知り合いが殺された、もしくは自分の父親が警察官で子供の自分が犯人逮捕のために親に入れ知恵したエピソードが必要になってくるので非現実になってしまう。

ということで、コンクールを狙うんだったらルールがあるということを知っていた方がいい。読書の感想からかけ離れたルールなんだから、読書感想文という名称自体を変えたほうがいいと思うんだけど。
コンクールを狙わないんだったらなんでもいい。ただ、駄文でボリュームを膨らませておけばいい。読んだ本がなければ去年自分が書いた読書感想文を自費出版したことにしてそれの観想を書けばいい。来年は、読書感想文を読んだ感想文の感想文を書けばいい。基本的にこれだったら作者が自分なのでべた褒めしておけばいい。小2からはじめれば、高3の夏には、冒頭の本の紹介部分だけで規定枚数までかけるかもしれない。


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