11月24日の日記

2011年11月24日 日常
長くなりすぎたので、蛇足の前中盤は読まずに最後4行を見るほうがいいのではないだろうか。

http://www.asahi.com/showbiz/column/animagedon/TKY201111200107.html

なんか、話題になっているアニマゲ丼の押井さんの発言を見てきた。ネットには、沸点の低い人が多いようだ。
『僕の見る限り現在のアニメのほとんどはオタクの消費財と化し、コピーのコピーのコピーで「表現」の体をなしていない』
押井さんがした上記のような発言にネットにいるアニオタが噛み付いたらしい。しかし、条件反射で噛み付いたので「押井のアニメくそつまんねーんだよ」「押井も信者向けの消費財じゃん」みたいな、反論ではなく押井批判をしているそうだ。まあyahooニュースで見かけただけなので本当なのか虚構なのか私には判断できない。
ついでに、押井さんの紹介されていた経歴は、
『 押井さんは1983年に劇場アニメ映画「うる星やつら オンリー・ユー」で監督デビューした。「機動警察パトレイバー」「攻殻機動隊(GHOST IN THE SHELL) 」「イノセンス」など数多くの作品をリリースしていて「攻殻機動隊」については95年にアメリカでホームビデオ週間売上1位を記録する快挙を遂げた。「マトリックス」など海外の映画にも多大な影響を与えている。』
こんな感じである。てっきり、アヴァロンが代表作なのかと思っていたが違うのね。
http://www.youtube.com/watch?v=-QoNBF4q7n4
緊急地震速報の音をこれにすればメジャーになれたんだろうか。

まあ、なんだ、紹介されている押井さんの代表作って原作マンガがあるものばかりじゃないか。原作があるのなら、アニメはコピーだろう。
では、オタクの消費財とかコピーのコピーのコピーって何を意味しているんだろうか。最近放送しているアニメはDVDを購入する層を意識した作品が多い。それを批判しているのだろうか。最近はオタク受けしそうな作品がアニメ化になったり、すでにファンがついた原作くをアニメ化して人気が出ている。でもこれって、押井さんの代表作と紹介されていたアニメと対して変わっていないように思う。
で思ったんだんだけど、これは、アニメ批判を装った原作批判なんじゃないだろうか。
yahooニュース様によると
『制作者には新たな創造性や、作品を通じて訴える思想的なものが欠如し、過去にヒットした作品の焼き直しばかり。例えば「萌え」が流行すればそうした作品ばかりになっている。また、今のアニメはオタクと呼ばれるファン層に媚びたものが多く、こうしたことから「表現」が制作者から無くなった』
押井さんの発言は上記のような事らしい。批判されているアニメの多くは原作があり、原作の設定やストーリーを踏襲している。それらを焼きなおしと批判するのは、原作にオリジナリティがないと言っているのと同じなんじゃないだろうか。まあそれを原作にアニメ化する奴が悪いという話なのかもしれないが。たぶん今は、金を出す人がやる作品を決めるんだろうし。

というか、最近のアニメはジャンプシステムを採用したと考えればいいのではないだろうか。ジャンプというマンガは、どんな設定でマンガが開始しても気がつくといつもバトル物になっている。物語なんてあってないようなものである。それでもうまくいっている。なぜかというと、マンネリ好きの固定ファンと、毎年新しい子供の読者の流入がうまくいっているのだろう。アンパンマンなども同じである。アンパンマンはいつも同じような話を放送しているが、見ている子供がどんどん変わっているから、誰もアンパンマンに激怒する人はいない。飽きたら見なくなる。新しい子供視聴者はマンネリでも新しい。そういえば、仮面ライダーや戦隊モノの実写もそんな感じかもしれない。

萌え豚アニメというジャンルが確立されたと受け止めればいいんじゃないだろうか。オタクに媚びてる、設定が似ているというのは、それが萌え豚アニメの形式なんだろう。それをオリジナリティが無いと批判するのは、アンパンマンのストーリーを毎回同じだと批判するのと同じくらい馬鹿げた行為なんじゃないだろうか。


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