12月31日の日記

個人情報保護法の成立は時代の転換点になるかもしれない。

まあ法律的には穴だらけなので、本来規制したかった名簿業者などが受ける影響は物凄く限定的だと思う。しかし、公的機関が受けた影響は計り知れない。

一時期、最低でも高卒の資格がないと生きていくのが大変になるといわれていた。学力インフレしている今だと大卒の資格がないと厳しいかもしれない。

もう書くのが面倒になったので結論だけ。公的機関が学歴を保証しないと駄目なような駄目人間は別だが、たぶん中学校のクラスで上位1割でも下位1割でもない普通の生徒はもう高校以上の学校に通う必要はなくなった。

中卒で学歴を詐称して高卒や大卒と言ってもバレる可能性は物凄く低くなったんじゃないだろうか。会社が中途採用者の前歴を調べるのが困難なように、履歴書に書かれた偽りの学歴に騙されないようにするのはもうほぼ不可能になったんじゃないだろうか。特に、すでに廃校してしまった学校を最終学歴とした場合、同窓が社員にいないかぎりもう絶対ばれないんじゃないだろうか。

個人情報保護法が学歴社会を壊すきっかけになるってことはないかな。