1月9日の日記

大阪で部活動中に体罰を受けていたバスケット部の主将が自殺したとかで話題になっている。あまり顧問を擁護している人はいないようだ。
多くの人が勘違いしているのか見ないようにしているのかわからないが、報道を見ているかぎり自殺した子供の親は前から子供が顧問から暴力を受けていたことを知っていたような感じがする。ただ強豪校だったのでそれが必要な指導の一環として黙認していたんではないだろうか。一緒に暮らしている親ですら体罰が自殺の原因になると認識していなかったように思う。そんな中で顧問は何ができたんだろうか。親も顧問も主将が自殺するまで体罰を問題だと思っていなかった。必要悪ぐらいにしか思っていなかった。しかし、自殺したら急に親は被害者、顧問は加害者として叩かれている。

普通に聞けば死ぬほど嫌だったのならバスケットボール部なんてやめてしまえばいいと思う。バスケットなんて日本では将来性のないスポーツ殴られながらやったってしょうがないだろう。主将が自殺したのは体罰が原因と言うより、死ぬほど嫌だったバスケット部をやめれなかったなんらかの要因が本当の原因だろう。
それは親からの無言の圧力かもしれない。それとも順調に進んできたバスケットボール人生で挫折するのが死ぬほど嫌だったのかもしれない。

まあなんだ、寮に部員を監禁して退部は一切認めず暴力を振るって部活動を強制していたとかなら話は別だが、今回の自殺の場合、部活動で行われた暴力より死ぬほど嫌な部活動を辞めれなかった、親や学校の圧力や本人のプライドが自殺の原因じゃないのかな。もしかしたら、ブラック企業に入社して自殺する人と同じなのかもしれない。部活動の友達との関係が部活動を辞めにくくしているなんてのがあるかもしれない。

考えてみれば桜ノ宮高校のバスケットボール部はブラック企業だったのではないだろうか。バスケットなんて将来性のない事業を暴力を振るわれながらやっている。結果は残しても評価されるのは顧問ばかり。もちろん無給で拘束時間は超長時間。三年も勤めると無理やり辞めさせられる。

結局、野球とかサッカーで将来プロ契約して何億も金を稼げるのなら、暴力を受けながらスポーツする意味があるかもしれない。しかし、バスケットだとどうなのかね。